童謡「赤とんぼ」をうたう
三鷹駅南口をでて、中央通りをまっすぐ下ってゆきまと、童謡「赤とんぼ」の石碑があります。
「赤とんぼ」は、詩人、作詞家・三木露風の作品です。
三木露風は、1928年(39歳)から三鷹に住み始め
1964年12月に三鷹下連雀郵便局から出たところタクシーにはねられ75歳で亡くなりました。
夕焼け小焼けの赤とんぼ負われてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を小籠に積んだは幻か
姐やは十五で嫁にゆきお里のたよりもたえはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼとまっているよ竿の先
「赤とんぼ」の歌は、三木露風の幼いころの思い出をつづったものです。
ゆえに、郷愁を感じさせるのですね。
露風は、兵庫県たつの市に生まれました。幼少のときに父母が離婚をし、祖父の元で育てられました。
詩にでてくる姐やは子守役の娘さんのこと。
子守の姐やの背中に背負われて見た赤とんぼは、いつまでも目と心に焼き付いて離れなかったのでしょう。
三鷹では、夕方5時になると「赤とんぼ」の曲が流れます。
このもの悲しいメロディーを聴くと故郷の家をふと思い出すのは私だけでしょうか。
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